令和のキャリアを考えるブログ

【MBA生活】インターンシップの一部始終

この記事では、私の母校であるシンガポール経営大学(SMU)でのインターンシップの探し方について記載しています。

インターンシップの状況は国や大学によって異なりますし、シンガポールでも年度によってスケジュールや選考状況は変わりますので、必ず最新の状況をご自身で入手するようにお願いいたします。

1.インターンシップの概要 

SMUのMBAでは、カリキュラムの一環として最低10週間のインターンシップが義務付けられており、1月に入学してすぐの2〜3月は学生間の話題がインターン探しになります。(たいてい5~6月、遅くても8月から3か月位インターンする人が多いので、この時期は応募が殺到します)

インターンシップの定義は非常に難しいのですが、研修のようなアルバイトのような試用期間のような・・要は真剣度の高い職場体験といったところでしょうか。ちなみに、シンガポールではインターンシップ生に対して(概ねフルタイムよりも安いですが)給料が出ますので少しは生活の足しになります。

 SMUの学生の多くはキャリア(職種、業種、あるいは両方)チェンジ目的でMBA取得を目指しているので、当然将来のキャリアスコープを踏まえてインターン先を探します。

インターンシップの「真剣度」は、企業によって温度差がありますが、

インターンとフルタイム採用が繋がっている(=フルタイム採用を目指す場合、インターンでの一定のパフォーマンスがマストとなる)場合や、明示されないものの、インターンのパフォーマンスが良ければフルタイムでのお声がかかる場合があります。

特にシンガポールで正規採用を狙う場合は、採用直結型のインターンを選ぶ人がほとんどです。

大学を通じて探す場合

インターンシップは、まずはSMUのキャリアセンターを中心に探すこととなります。

SMUのキャリアセンター経由で多種多様な企業への応募が可能です。

人気の高いグローバルテック系(マイクロソフト、グーグル)を中心に、戦略コンサル(BCG、PwC)、金融系ではアジア各国のグローバルバンク(OCBCUOB、Maybank、HSBC・・)、あとはグローバルメーカー等でしょうか。

非政府系組織やシンガポール証券取引所などレア求人もあったりします。

ただし、こうした求人は必ずしもSMU MBA学生のみをターゲットとしているわけではないので、

当然競争もありますし、面接や書類審査等の正規プロセスを踏むので、事前準備が大切となります。

自分で探す場合 

スタートアップや流行りのFintech/Blockchainに興味があるという人は、求人がなかなか表に出ないので、公開サイトやらネットワーキングイベントやらを使って探していきます。

シンガポールはWebが発達しているので、インターン探し専用サイトがいくつもありますし、FacebookページやLinkedin経由でもアプローチできます。(Linkedin対策講座が開かれるくらい、シンガポールはLinkedinが職探しに役立ちます)

また、シンガポールの現地企業は意外と日本のマーケットを見ていることが多く、「日本との懸け橋になってほしい」(=日本語能力を活かしてほしい)という求人もそれなりに存在します。

求人WebサイトでJapanese speakingと入力すると結構引っ掛かります。

英語に自信がない、将来的に日本で職を探す、社費で日本企業に戻る(=シンガポールでのフルタイムは考えていない)という人でも、こうした求人はお互いにとって価値のあるものになると思います。

2.Pheisterの体験談

Pheisterは結局、シンガポール人立ち上げの日本企業への海外進出支援を行うスタートアップで、マーケやコンサルティングに関わることにしました。

そもそも、私がMBAを志した動機の1つは、
収益(=価値)を生むような事業を開発できるスキル・センスを磨くことでした。
10年間ミドル~バックオフィス的な仕事が多かったため、MBAは絶好の機会と思います。
その中で、この1年の間、自分のキャリアであるファイナンスや会計を活かして事業開発に繋がるような仕事をするか、未知の職種に挑戦してみるかは、頭を悩ませた問題でした。

最初はキャリアを活かすべくFintechやBlockchainの分野でインターンを探していたのですが、応募可能な機会自体が少なかったのが本音です。
特に興味があったCrowdfundingやPeer-to-peer lendingの分野はテック系の人材募集が中心で、ノンテックだと競合他社のリサーチ中心で、ビジネスモデルの開発等までは関われそうにありませんでした。
あとは、当然ですがスタートアップ規模も多く即戦力前提ですので、素人の私がキャッチアップできるのかという懸念もありました。
時間をかけて隈なく探せばより理想的な求人も見つかったとは思いますが、
学業との両立も重要だったので、時間的な限界もありました。

次に、Fintechと並行していわゆる"Big Name"のグローバル企業にもアプライしたのですが、インターン終了後は現地での正規採用が前提(当たり前ですが)の職が多く、
日本への帰国&前職への復職前提だと周りとモチベーションが異なって浮いちゃうかな、という懸念や、
同級生のチャンスを奪うのも申し訳ないという懸念から、結局すべて途中辞退しました。

後は日系企業シンガポール支社という選択肢もあったのですが、
そもそも立ち上げ間もなく仕事が少なかったり、英語を全く使わなかったりで、
挑戦という観点で少し物足りないかな、と感じました。

結局、最終的に残った選択肢は、
・とある現地スタートアップの財務担当として、会社の財務基盤を構築する
・英語メインながら日本語を活かせる職場で未知の分野(マーケ、コンサルティング)に関わる
の2つで、まさにキャリアを生かすか、新しい分野への挑戦かの選択でしたが、最後は直感で、少し冒険しようと考えて後者を選びました。

3.キャリアチェンジを志す皆様へ

ここからは、後進の皆様への先輩面したアドバイスなのですが、
多くの日本人はキャリアチェンジを目指してSMUMBAへ応募され、
いわゆる"Big Name"を転職先に考えると思います。

そこで、いくつかポイントなのですが、
まず、合格後~渡星前にレジュメ作成・候補企業のリサーチ等、できることはなるべく早く準備をしたほうがいいです。
残念ながらSMUは長期夏休みが存在しないので、他校生のように日本へ一時帰国してインターンというのはちょっと難しいです。
よって、現地でのインターン獲得を目指すわけですが、
英語(+中国語)を操るインド人・シンガポール人との競争になるので、容易にオファーを取れるものではありません。
もちろんSMUでもキャリア支援のクラスが定期的に開講され、並行してキャリアアドバイザーとも密に連携を取れますが、
そもそも1~2学期という最も忙しい時期にインターンを探すことになるため、準備の時間が足りないです。
あと、東京での正規採用を希望する場合は、インターン応募時に、フルタイム転換の場合に勤務地を選べるか確認したほうがいいでしょう。
シンガポールでの採用切り替えのみ可、という求人もあります。)

MBAの年間スケジュールの確認も重要です。
SMUは他の多くの大学と異なり1月スタート&12月エンドです。
よって、MBA学生の主戦場であるボスキャリ(11月)は最終タームの終わりころなので、
授業の目途もついており、比較的参加しやすいです。
逆に、MBA壮行会(&青田買い)シーズンの5月~6月は、
ちょうど2~3学期の真っただ中なので一時帰国&参加が難しいです。
(学期間の1週間休みにぶつかるか、教授の許可がうまく取れれば行けます)