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【MBA生活】MBAの成績あれこれ

この記事では、私がMBA留学した先での成績の付け方について解説しています。

1.成績について

成績を気にするのは受験競争に揉まれるアジア人の性とは思いますが
留学2か月目、1学期の成績発表があった際は、発表の前後から成績の話題で持ちきりでした。

成績について、そもそも、シンガポール自体の教育制度はイギリスの制度をもとに作られており、
SMUに限って言うとイギリスの制度を参考にしつつも米国(ウォートン校)をモチーフとしています。
よって、成績は4.0スケールのGPAベース、相対評価にて付けられます。

各科目のシラバスには成績付与の方法が明確に示されており、例えば、とあるコア科目の場合、

授業参画(Class Participation)・・20%
グループレポート・・30%
個人課題・・10%
期末試験・・40%

という形で成績配分が決められ、各項目毎にA~Fまでの成績が付けられた後(=Component Gradeと言います)、
相対評価を加味して(=Curvingと言います)、最終成績(=Final Grade)が付与されます。

この相対評価というのが厄介でして、例えばA評価の生徒数には限度枠があるわけです。
当然ですが、自分の成績が良くてもクラス全体の平均点が高ければ、他の生徒と差が付かない事象が起こるわけで、
これをBell Curve効果と呼び、シンガポールでは良い成績を取るために、「相対評価の神様(Bell Curve God)にお祈りする」というジョークまで存在するらしいです。


項目についてざっくり解説すると、会計や財務等の知識の取得が中心となる科目では、期末試験(=知識のアウトプット)に比重が置かれ、
逆に、マーケティングやソフトスキル系のクラスでは、授業での積極性(Class Participation)が30%~40%を占めます。
1学期に関して言えば、期末試験から2週間後にオンライン上で成績が公開されました。
項目毎の成績もしっかり公表されるので、透明性も保たれています。

2.成績をどこまで追求するか?

さて、MBAで成績をどこまで気にすべきか、というそもそも論に興味がある方も多いと思いますので、持論を展開しますが(繰り返しですがあくまで私見です)

キャリアアドバイザーの話を総合すると、コンサル業界と一部の投資銀行は成績を選考の重要要素として見ており、
JD(=Job Discription)にもMinimum GPAの規定やDemonstrate Academic Excellenceという表現が目立ちます。
(こうした業界を目指す人は、好成績取得が必須となります)
後は、(私もその1人ですが)学校外の奨学金を得ている学生や社費学生の一部も最低成績要件が定められているため、成績取得に真剣な場合が多いです。

一方、成績に縛られるデメリットもあり、例えば自分は折角の機会なので専門分野外の科目(マーケとかテクノロジーとか)を多く取ろうかと思ったのですが
直前でびびってしまい、安牌として専門のファイナンスの科目を2つほど履修することにしました。
後は、授業が欠席扱いになってしまうようなケースコンペの出場を諦めたりでしょうか・・
まぁ選択には良い面(=Pro)と悪い面(=Con)が存在するのが常ですし、何かを得るには何かを諦めないといけないですからね。。

そして、「何が成績を左右するのか」という点についてですが、個人的にはClass Participationと期末試験の結果が重要と思います。

個人課題はテキストの問題をひたすら解く感じですし(GMATのMathっぽい問題が多いです)
グループワークは文殊の知恵でそれなりのものが出来上がるので、あまり差が付かないです。

逆に、Class Participationは発言の量と質(主に質ですが)で点数が付き、特にソフトスキル系の授業では自分の発言が教授の助手によって詳細に記録される(らしい)ので、かなり気が抜けません(笑)
教授によっては出席点を認めない(出席していても発言なしならゼロ点))場合もあるので、英語にハンデがある+奥ゆかしい日本人は(英語ネイティブのインド人やシンガポール人に負けない)入念な対策と健全なアピール(笑)が鍵となります。

期末試験は、授業で扱う問題よりも悲しいことに難易度が数段アップするので、こちらも要対策です。
ただ、授業で試験内容について触れたり過去問公開してくれる教授も多く、
不安であればオフィスアワーにも質問しにいけるので、リソースを活用すれば何とか・・という感じでしょうか。

3.個人的な結論

結局、成績へのこだわり度はMBA取得の目的や個々人の状況によりけり、というありきたりな結論になってしまいますが、SMUに限って言えば、振るい落とすというより、どちらかというと拾ってくれるタイプの教授が多いと思います。
また、これはとあるゲストスピーカーに言われ、なるほどなと思ったのですが、

「例えばファイナンスの成績がCだったからと言って、ファイナンスに向いていないわけではない。成績と仕事の向き不向きは別」
「MBAの授業は単なるきっかけでしかなく、それを深めるのもダメにするのも学位取得後の仕事への姿勢次第」


ですので、例えば純ドメで英語に自信ない、誇れる専門分野がないという人でも、極端に恐れることなく飛び込んできてもらえればと思います。

ここまで書くと、自分が成績マニア(Grade-obsessed)のように思われてそうですが違いますので念のため!!
ちなみに、僕の1学期成績はこの場では書けませんが、
Class Participationに限って言えば、ゴマすり事前対策が効いたのかそこそこ良かったので、今後はMBAでの日本人の活躍の仕方についても書いてみたいと思います(笑)